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YAMAHAのモニタースピーカーNS-1000M(センモニ)の感想 [オーディオ・ビデオ]

1974年に発売され1997年に生産を終えるという、長きにわたって売られたNS-1000Mです
もはや中古でしか買えないYAMAHAのモニタースピーカーNS-1000Mです。
NSとはNaturalSoundの略です。

密閉型なので内部の湿気によるスピーカーユニットの錆などが不安でしたがそれもなく、開けてみるとウーハーには錆もなく固着も無かったです。
ウーハーのエッジはNS-1000Mの場合布製です。ウレタン製なら加水分解でボロボロでしょう。
スコーカーとツイーターはベリリウムが蒸着された振動板です。
見た目にもベリリウム独自の色を放つスコーカーとツイーターもなかなかいいですね。
スピーカー内で使われているケーブルが安いケーブルなので交換したいです。
ネットワークのコンデンサもフィルムコンデンサに交換したいです。

ウーハーとスコーカの繋がりがいまいちかなと思いましたがスコーカーとツイーターの繋がりはよく、中高音の良さは噂通りさすがです。
ピアノや女性ボーカルがキレイです。
アッテネーターはTWとMIDが独立しています。
完全OFF~+3dBまで可変できます。
僕は高温のキンキラキンを少し修正したいので、TWとMIDのアッテネーターを少し-3db側にして中高音をカットしました。
低域が出ないというのもネットで調べて聞いた通りですがベースに大理石の板を置いたら締まりの良い低域が出ます。
ズンズンくるものではありませんが・・・
このスピーカーは密閉型でありバスレフ型ではないので重低音を求めるのはコクというものです。

手持ちの中華デジタルアンプで透き通ったような音が出ます。
昔のアナログの頃のアンプでドライブするのも良さそうですが僕は懐古主義ではないので最新のアンプでドライブしたいです。

NS-1000M専用スタンドを購入しましたがまだ試していないです。
インシュレーターの購入も考えましたがこのスピーカーは30kgもあるので高額なインシュレーターになってしまいます。
重いスピーカーなのでブチルゴムでの制振も必要ないでしょう。
大音量で鳴らしてエンクロージャーに触っても全く振動していないです。

エンクロージャーの傷などは気になるところですがこれも直せます。
レストア時に合わせて塗装し直そうかと思っています。
YAMAHAのピアノ用キズ消し剤と艶出し剤を買いましたが、まだ使っていないです。

さて
具体的な感想は、自分は良いスピーカーを持っていないので言えないのですが・・・
やはりモニタースピーカーですね。
スタジオで使われるモニタースピーカーです。
同じYAMAHAのスタジオモニタースピーカーのNS-10Mよりはいいでしょう。
楽器というか、それぞれの音の粒子が聞こえてきます。
この曲にこんな音が使われていたのかという感じです。
” こんな微妙な音が録音されていたのか?”と思えます。
それほど表現力はあります。
いわゆる解像度が高いと言えるでしょう。
逆にライブやフルオーケストラは苦手かもしれないですね。

今の時代、このような大きなブックシェルフ型スピーカーははやらないかもしれないですが、この圧倒的なモニタースピーカとしての音の出方はPCモニターとしても十分使えます。

このスピーカー。エージングに10年、20年かかると言われていますが、今丁度良い感じです。
硬さも抜けて(それでも硬めですが)良い音です。
先日購入した中華デジタルアンプのLepy LP-2024A+でも十分ドライブしてくれます。

普段はこれで十分です。
Lepy LP-2024A+のコンデンサやオペアンプの交換もしたくなりました。

手持ちのYAMAHAの7.1chのサラウンドアンプでもなかなかです。
不足している重低音をサブウーハーがおぎなってくれます。

今のうちに安い中古のNS-1000Mをもうワンペア買っておけばユニットが壊れたとき直すよりも交換で済ませられます。
軽井沢の修理工房に出したときも修理代が安く収まるかもしれないです。
NS-1000Mはロングセラーで多く生産されたので中古市場も豊富です。
ただ良いコンディションかどうかは賭けですが。
自分好みでコンディションの良いスピーカを買って良かったです。
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