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昨日地上波でブラックホークダウンを見ました(感想その1)

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まぁ、うんちくを語る記事です。

知ってたらごめんなさい。
間違ってたらごめんなさい。

昨日夕食時だったので地上波を見ながら番組検索をしたらブラックホークダウンという戦争物があるのでみました。
追記:地上波のアンテナないので、もちろんDVDを借りてきてみました。

リドリー・スコット監督ながら、見ていない作品でした。


さて、ストーリは簡単。アメリカ陸軍特殊部隊(デルタとレンジャー)と、モガディシュ民兵や民衆との戦いです

普通特殊部隊と考えますと、デルタの他、有名なところでは、US NavyのSEALです。海軍特殊部隊です。
ビン・ラディンを強襲したのはSEALのチーム6(現在はチーム6とは呼ばず、対テロ特殊部隊としてSEALから独立したDEVGRU)です。

お嬢のラビット・フット奪還作戦では チーム9 Alpha小隊 NightNineが出てきます。チーム9は欠番で存在しないようです。
できればヨルムンガンドでもDEVGRUだと現実味がありましたが・・・
お嬢は怖い人でアールの仇のヘックスの逃げ場(アフガン)をHCLIのB52の爆撃で殺しちゃいます。

ブラックホークダウンに出てくる部隊は、米陸軍のデルタとレンジャーです。
ですが、実際にはDEVGRUの4名や、墜落したヘリの兵員救出(ヘリのメモリーデータ消去のためか)空軍パラジャンパーも参加したそうです。
エリート中のエリート、DEVGRUの戦いの演出を見たかったです。

ここで、陸海空の特殊部隊が出てきますが、MARINES(海兵隊)にもForce Recon (フォース・リーコン)という特殊部隊はあるようですが、ブラックホークダウンには出てこないです。
海兵隊自体すごい軍隊で、相手はテロリストではなく敵軍隊ということらしく、Force Reconは別格みたいです。


で、ブラックホークダウンのあらすじを簡単にいえば

18人の米兵と、モガディシュの民兵民衆1000名以上が死亡した

と言われる
ソマリアの武装勢力の高官を捉えるため、陸軍がモガディシュにデルタ(デルタフォース)とレンジャーを投入した作戦です。ヘリの墜落、蜂の巣をつついたような民兵と人民が入乱る乱戦となり18人の米兵が死亡したというノンフィクション小説を映画化したものです。

ただそれだけです。それだけの話しです。
プライベートライアンのように人がちぎれたりとかのシーンはないです。
プラトーンのように悪役もいないです。
あえて言うなら感動する人も少ないかもしれません。

ですが印象に残ったところ。

リドリー・スコット監督のライティングは相変わらず横から。兵士の顔の半分にライトがあたり、もう半分は暗い影といった風にコントラストの強い描写です。
もちろんカラー作品ですがコントラストが強いのでモノクロ作品のような雰囲気を漂わせ、それがけっこう僕は好きなのです。良い効果です。



この映画ではM2は民兵が使っていましたが威力が少なめに感じます。
詳しくは知りませんが12.7x99mm NATO(ネイトウ)弾を使うそうです。人に当たれば千切れるそうです。
徹甲弾ならトーチカやコンクリートなど貫くそうです。確かに建物の外壁は吹っ飛んでいます。
戦車に対しては対戦車ライフル同様、貫通は無理だそうです。
最初のシーンで食糧援助の場で武装勢力民兵がぶっ放すわけですが、体はちぎれなかったような。(見直します)

ここからアニメで出てくる話です。

ここから
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そういえばお嬢の民兵との戦いで2度ほど出てきた(オーケストラの時とイラクのコンボイの時)です。
コンボイの時はヒャッハーな山賊(エクスカリバーですが)どもがヘタレでした。
この時のストーリの主役は爆弾魔の腕も超えてしまったワイリーの話。
倍返しでも、10倍返しでも、100倍返しでもなく、
あっさりと
「そのまんま返し」
です。
お嬢の一言。
「M2機関砲に警戒――撃たせるな!」
M2を撃たせる前に狙撃で死にます。
オーケストラの時はヤバく、お嬢の民兵のクルマにドンパチしてます。
あまり威力がないように感じてしまいますが、実際のところはどうなんでしょうか。
BLACK LAGOONではロベルタが狐狩りで初期の段階で使いました。13kg程あるバレットM82にそのバレルの下にダネルMGLというグレネードランチャを装備して片手撃ちとい凄さです。
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プライベート・ライアンでは、ドイツ軍の機関砲でティーガーの上で5,6人の米兵がちぎれていました。
あれはマウザー社の 2cm Flak 38 (1938年式 2cm 高射機関砲)だそうです。(Yahoo知恵袋より)
M2と同じ12.7mm弾を発射する銃火器としてバレットM82という恐ろしい対物ライフルがありますが、憶測ですがブラックホークダウンの中では機動力を必要とした作戦の性質上使われなかったのかもしれません。不明です。

有名な狙撃兵カルロス・ハスコックがベトナム戦争でM2で記録を作ったのは、1967年です。
M2の単発射撃で、谷の向こうの2,300m先のベトナム兵を狙撃したもので、この記録は戦争がさらに近代化した35年後の2002年のアフガン戦まで破られていませんでした。
ブラックホークダウンでは明らかに民兵のM2で撃たれてる(荷台の機関銃と音から)のに体はちぎれていないです。


乱戦の中
”RPG"
と米軍兵が叫ぶ声が何度も出てきます。
オヤジギャグならいいそうなことは言わない自信があります。(他に2つほど知ってるRPGがありますが)
RPGはロシアの対戦車擲弾、いわゆるグレネードです。もっと簡単にいえばロケット弾です。
実際は映画とは違います。
運動エネルギー弾とは違い、速度の遅い擲弾です。
それでも発射を見てから逃げることはできないそうです。
つまり発射されたり、発射寸前のRPGを見て、”RPG”と叫んだところで、逃げる時間は無いようです。(wikiより)

ヘリが隊列を組んで飛んでくるシーンはコッポラ監督の
「地獄の黙示録」
を思い出させますが、特に派手な印象も恐怖の印象もないです。
この映画自体、迫力はありますが、プライベートライアンと比較すると、戦闘を淡々とリアルに描いてる感じです。
後になると、顔が血や汗や泥で悲惨なほど汚れています。
吹き替え版の声優の声で判断できるくらいです。
(データ少佐の声をやっている大塚芳忠さんの声はわかりました。)
さらに暗視スコープを使うシーンでは誰が誰だかわからないです。
まるでスコープドッグのパイロット状態です。
リアルです。
スコープドッグをご存知じゃない方、スコープドッグ(だけではないですが)の説明はまた別の機会に。
ググれば納得できます。

作戦初期に市街戦が始まるって乱戦になってきた時、ヘリから民兵に対して、
ブウウウウウウウウン
と機銃掃射があります。
機銃掃射のヘリの直下に米軍曹がいるわけですが、薬莢がヘリから降ってきて首から中に入ってしまいます。
肩辺りの熱い薬莢を必死で取り出します。
リアルです。

夜間に敵地に赤外線ストロボでマーキングした地点を目当てにヘリからの機銃掃射のシーン
実際には米兵の場所をストロボでマーキングし、それ以外の区域が掃射されたらしいですが。(wikiより)
けっこう迫力あります。
RPGが体に突き刺さったシーンや指が千切れそうになってるシーンには少し驚きましたが。

司令官による作戦の説明の時AC-130を要請したが目立ちすぎるとの理由で却下されたとあります。
本当かどうかはわからないです。
AC130とはガンシップです。40mm機関砲や105mm榴弾砲を備えています。
制空権や対空防御さえしっかりしていれば、怖い対地攻撃機です。
対空防御としてはフレアも装備しています。
フィクションですがアニメではお嬢の輸送機がフレシェット弾を後部からぶっ放してました。

キャストの誰が主演か、良いやつか、悪いやつか、そういうのはないです。
こういう失敗に近い作戦の場合、かならず悪役の上官とか無能な司令官を演出させ、最後は司令官は責任を取らされて更迭とか、バカな上官はくだらない死に方をするということになりそうです。
ですが司令官も有能、冷静、思いやりがあります。サム・シェパードが良い演技です。
戦闘終了後、救護施設で、負傷した兵のベッドから滴り落ちた、血糊をみた司令官がそれを拭き取りはじめ、うまく拭き取れなくて血が広がっていくるシーンなどいい感じです。
サム・シェパードが演じています。
サム・シェパード。
アメリカの音速挑戦、そして有人宇宙計画の映画。
ライトスタッフです。
世界初の音速を超えたパイロット。大学を出ていないという理由でマーキュリー計画のパイロットに選ばれず。
イェーガーは自分の仕事をするだけ。
当時、ソ連の高高度記録を破るため、強力なエンジンを搭載した最新鋭機NF-104で高高度飛行の挑戦をしたチャック・イェーガーを見事に演じていました。
主に出演したのは最初のX-1と途中少しと最後のNF-104。
少しだけでしたが。
あの映画の一番いい役です。

その次にいいと思うのは、マーキュリー計画のパイロットのジョン・グレンです。
吃音というハンデを持つ奥さんへのおもいやりがイイです。
ジョン・グレンは政治家になりました。(wikiより)

最後の場面ではNF-10を見る。
そしてマーキュリー計画の宇宙飛行士たちの歓迎会。
マーキュリー計画の宇宙飛行士に記者たちが現れインタビュー。



イェーガーのシーン。
いつもの整備兵(リドリー)に

イェーガー 「ヘイ! リドリー、ガムあるか?」

リドリー  「一枚だけなら・・・」

イェーガー 「くれよ! 後で返す! 俺の飛行機が待ってる。」

と、イェーガーが飛ぶ時の、いつもの会話
NF-104が離陸許可も出さず滑走路へ

管制官が機体を見つけ

管制官A 「あれは?離陸許可を?」
管制官B 「見たことのない機種だ」

弦楽器の音楽とともに滑走路の向こうのかげろうの向こうから、NF-104があらわれ。

管制官A 「飛行プランの提出は?」
管制官A 「そこの飛行機 飛行プランは?」
イェーガー 「ちょっとこいつを飛ばしてみる」
管制官A 「イェーガーだ」
管制官A 「わかりました 離陸をどうぞ」
管制官A 「許可はあるはずだ」
管制官B 「あるに決まってる 決まってるよ」

そしてフルスロットル。
飛び立っていきます。
舞台で逆光の中、裸(と思えるが)で、羽とともに踊る女性を見るパイロットたち。
そして、それとは対照的なイェーガーのシーン。

イェーガーがX-1で音速を超えたシーンや、パイロットたちのマーキュリー計画のシーンより、好きなシーンです。


ところで、このブラックホークダウン。
何度か見ればもっと面白いところを見つけられるかもしれないです。

久しぶりに見応えのある映画を見ました。
噛めば噛むほど味が出ればうれしいです。
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