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BEHRINGER UFO202 (MacBook Air,PC,iPad,iPhone用USBオーディオ入出力インタフェース が安いけど凄い) [デジタルガジェットアクセサリ]

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以前からのブログでオーディオネタをやっていますが


前置きです。
思い出話みたいなものですから、飛ばして頂いても結構です。

僕が子供の頃はレコードとかコンパクトカセットテープのアナログ音源でした。

実はその頃の遺産がたくさんあります。


アナログレコード。

多くはないですが絶版モノも含め、何枚かあります。


カセットテープ

アナログ世代ながらカセットテープは無いのです。
なぜなら、当時録音したカセットテープはデジタル化してあるのです。

どうやってデジタル化したか。

僕が残しておきたいテープは当時録音したNHKのサウンドストリートでした。
火曜日22時頃の教授のサウンドストリートです。

最初の頃はカセットテープで録音していました。
それをすべてデジタル化しました。

このデジタル化がすごいのです。

多分マニアの方しか知らないであろう、PCMプロセッサーでデジタル化したのです。

PCMプロセッサとはなにか。

製品名もPCMプロセッサです。

それは、アナログ音声入力をPCM(CDの規格)でデジタル信号に変換します。
当時はCDプレーヤーはありましたが、デジタル録音機はまだありませんでした。
そこでどうやってデジタル信号に変換したデータを保存するか。
なんとデジタル信号をビデオ映像信号に変換し、VHSビデオデッキやベータマックスビデオデッキに映像として保存するのです。
CD規格の信号を映像化して録画するのです。
再生時は逆です。
デジタル信号が映像で記録されたビデオテープを再生し、映像出力をPCMプロセッサに入力し、PCMプロセッサからはCD規格の音声がアナログ再生されます。
PCMプロセッサの歴史はもっと前で、最初は業務用しかなく高額でしたが、ビデオデッキで録音(録画)する方式がSONYから発売され、価格も、250,000円→168,000円→99,800円となりました。
ですが、ビデオデッキは別購入でしたから、300,000円~400,000円になりました。


持っていた機器は

ビデオデッキ:SONY ベータマックス SL-HF3000(改)


なぜ負け組ベータか・・・
もちろん高画質だからです。

ベータのテープではL500という標準のテープで、1倍録画:60分、2倍120分、3倍180分です。
VHSはT120テープで、1倍:120分、3倍360分です。
テープの幅は同じです。
カセットはベータのほうが小さいです。
1倍録画で比較しますと、ベータは60分、VHSは120分と長く、VHSは低画質なのです。
3倍録画で比較しますと、ベータは180分VHSは360分と長く、VHSは低画質なのです。
1倍とか3倍とは何か。
それはテープ速度が遅くなり、記録できる情報量は1/3になり画質は低下しますが記録時間は3倍になります。

まったく原理も理論も異なりますが、Blu-rayに録画する場合、長時間録画モードのほうが画質が悪いのと同じです。
いまさらですが、DVDのMPEG-2とBlu-rayのH.264では圧縮アルゴリズムが違いますから、H.264の方が高画質です。
MPEG-2はH.262というコーディックで、Blu-rayはMPEG-4 AVCでH.264です。
さらに4K2Kのスーパーハイビジョンや携帯端末用にH.265という新企画があります。

なぜ、VHSの方が長く録画できるか。
ベータもVHSも、ビデオテープは回転ヘッドに少し傾いて巻き付いて接触し、記録します。
ヘッドが回転し信号が斜め方向に1本記録されて、テープが進むとまた1本と、1本1本、記録されていきます。
ビデオテープを水平に伸ばすと、1本1本、斜めに信号が記録されるわけです。
幅の狭いテープですが斜めに記録することで記録量は多くなるわけです。

斜め方向の傾き具合が同じなら、斜め方向の一本の記録量は、テープに対するヘッドの速度(回転ヘッドの大きさや、回転速度により決まる)とテープ速度によって決まります。
テープ速度が遅ければ、記録時間は長くなりますが、斜め方向1本の幅が小さくなり、1本の記録量が少なくなります。
斜め方向1本の記録領が同じとしても、ベータの場合回転ヘッドが大きくヘッドのテープに対する速度が速いので1本が速く記録されてしまいますから、その分テープ速度を速めなければなりません。
テープ速度が早くなれば録画時間は短くなります。
結論を言えば、高画質ベータはヘッドが大きいので、録画時間が短いのです。
もちろんベータも1本の幅を細くする→1倍録画、2倍録画、3倍録画となり、画質は悪くなります。

ヘッドが大きい(小さい)と、記録できる映像信号の周波数が高く(低く)なりますので、高画質(低画質)になります。
僕は必ず開腹して、内部を観察していました。
ベータとVHSの回転ヘッドの大きさを比べると、VHSが小さいので驚いたものです。
VHSもベータもテープ素材の改良などで記録周波数競争になりました。
いわゆるハイバンドです。S-VHSとかハイバンドベータです。
記録周波数が上がり、解像度が上昇しました。
ですがS-VHSの場合は所詮は小さい回転ヘッドです。
ハイバンドになって、SN比が悪くなりました。いわゆるノイズっぽい画質です。
その点ベータは回転ヘッドがが大きく、もともと記録周波数が高かく出来ましたので、さほどSN比は悪くなりませんでした。
上のデッキの写真のように、ベータは
「6.0メガ Super Hi-Band」
と書かれています。これが高画質なのです。

ベータマックスは業務用が一般用になったような規格で、記録時間は短いですが、記録周波数が高く高画質なのです。

当時はテープも高額でレンタルビデオも出現し、最初はVHS,ベータ両方がありましたが、後にVHSが多くなり、最後はVHSオンリーになりました。
レンタルビデオ店でVHSが多くなったことにより、あっという間にVHSのビデオデッキ市場になりました。

貧しい時代です。
ビデオデッキも高額です。
録画したり売られているコンテンツのテープも高額です。
性能より価格が安い方式が普及しました。
歴史が語るように、VHSとベータではVHSに軍配が上がりました。
さらにSONYからもVHSビデオデッキがリリースされました。
ですがベータがなくなったわけではなかったのです。
メタルテープという高性能で高額なテープがリリースされ、記録周波数はさらに上がり(EDベータ)、高画質化の道をたどりました。
オーディオ・ビデオの雑誌ではEDベータという高画質が特集されました。
ベータはEDベータが最後でしたが、VHSはデジタル録画の方式が出ました。
ですが時は既にDVDという光学メディアの時代になり普及しませんでした。
僕はEDベータは購入できませんでしたが、ハイバンドベータをテレビ放送のの録画保存用に使いました。
特にHONDAの第2期F1の黄金時代のレースをすべて録画しました。
いわゆる、ウィリアムズ・ホンダのピケ、マンセルから、マクラーレンホンダのセナの時代です。
セナの死やHONDAの撤退で僕の中の当時のF1は終わりました。

その頃からの高画質志向は今でも続いていまして、Blu-ray録画の時は、僕はどうでもよい地上波はH.264の高圧縮モードで保存していますが、保存用はDR録画なのです。

VHSビデオデッキは破棄しましたが、アナログビデオデッキとしては高画質のベータマックスはまだ持っています。
そして何年か前にオーバーホールしてあります。

実はクレーム(ジッターというテープの振動で映像の揺れが発見され、何度修理しても改善されなかった)で、特別に改造されてるのです。
それは、後に発売されたEDベータという高画質のEDV-9000に採用されたテープスタビライザーという機構を装着してもらいました。
ビデオテープがロードされて回る回路に、回転コマを取り付け、テープに接触させます。
回転コマは金属製で、モーターのようなものは持たないただのコマなのですが、重い金属製ですから、コマがテープに接触して回ることにより回転モーメントが発生し、テープが安定し振動がなくなるという工夫です。
車に例えれば、大衆乗用車用のノーマルエンジンにおいてエンジンの滑らかさをだすために、重めのフライホイールを搭載するのと同じです。
スポーツカーはエンジンのレスポンスが良くなければなりませんから、ドライバビリティは難しくなりますが軽量のフライホイールが搭載されています。


PCMプロセッサ:SONY PCM-501ES
すいません、写真無いです。
検索してみてください
他VHSビデオデッキ:3台位買い替えました。VHSはレンタルビデオの再生とどうでも良い番組の録画用に使いました。

PCM-501ESの後継機として、PCM-553ESDが発売され、なんとCOAXAL(同軸)のデジタル出力が備わっていました。
これには、ショックを受けました。
もし今PCM-553ESDを所有していれば当時の録音(録画)したコンテンツを、今現在も、アナログではなくデジタルのままPCに入力してコピーできるのです。
PCM-501ESの光デジタルのSPDIFを基板から作成した方もいらっしゃるようです。すごいですね。

PCMプロセッサもまだ動くと思います。

もし、過去の録音した(録画した)コンテンツが再生できれば、デジタル化してHDDや光学デバイスに保存しておきたいのです。

レコードも、DENONのターンテーブルが動けばデジタル化して保存したいのです。




前置きが凄く長くなりました。
本題です。

思い出話はここまでです。

読んでくださった方、ありがとうございます。


もし、所有する遺物が再生できるとして(レコードはできるはず)、作業は僕の遺物が保存してある別室で行いますので、デスクトップPCは持ち込まず、MacBook Airを持ち込んでのデジタル化の計画です。

ところが、MacBook Airにはアナログ音声入力が無いのです。

そこでUSBの音声入出力インタフェースユニットを探しました。
カセットテープやレコードのアナログ音源保存用に今でも多く売られています。

どうせならと思い、時間をかけて調査しました。

わかったのは

Windows用はいくつか製品がある。
MacOS専用が1つある。
WindowsとMacOSの両方に対応したのが1つある。

そこでこのWindowsとMacOSの両方に対応した
BEHRINGER / ベリンガー U-PHONO UFO202 ターンテーブル用GND端子付 USB オーディオインターフェイス
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=181%5EUFO202%5E%5E
がイケるのではと判断しました。

理由ですが。調べれば調べるほどイイとわかったのです。(音質はわかりませんけど)

1.安価
Amazonで2,560円です。


2.Amazonの評価が良い

Amazonの評価が良いのです。


3.レコード録音可能
PHONO入力(いわゆるターンテーブル:レコードプレーヤーからの入力)ができますので、ターンテーブルからの信号をプリメインアンプを使わずに直接入力できます。


4.Windows,MacOS両対応
調べたところ唯一Windows,MacOSに対応しています。


5.ASIOドライバが使用可能
業界標準のASIO(Audio Stream Input Output:アジオ)ドライバが使えるインターフェイス。
最も安価。

6.MacBook Airのオーディオインタフェースになる
MacOS Xにも対応しています。
MacBook Airの内蔵オーディオインタフェースの音質は良いか悪いかわかりませんが、ヘッドホンアンプやPCスピーカーに繋げられます。


さらにここからがイイのです。

7.iPad(iPhone)にも使える
これがすごいのですが、iPhoneやiPad用のカメラコネクションキットを使えば、デジタル出力用のヘッドホンアンプになる。


8.iPad(iPhone)で録音できる。
ライン入力により、iPadやiPhoneでGarageBandなどのアプリを使って録音が可能です。
GarageBandだけではなく、マルチトラックDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトを使えば、演奏した曲をiPadで録音できます。
つまり、iPadとカメラコネクションキットとこの製品だけでモバイルDTM(デスクトップミュージック)環境となるのです。
以下はYouTubeからの埋め込みです






アナログコンテンツのデジタル化用にと購入を検討していましたが、iPadでも使えるとなると、こんなに高機能な製品がこの安さだと買う以外ありません。

今日ポチりました.

カメラコネクションキットは持っていませんのでiPadでの運用はまだ先ですが、到着しましたらMacBook AirでMacOS XとBootCampのWindows8.1で動作させてインプレッションをしてみたいと思います。

兄弟機として、UCA202,UCA222があります。

UFO202との違いは、

PHONO入力ができない。
SPDIF出力がある。

ことです。

プリメインアンプを持っているから、PHONO入力はいらないよ
とか
プリメインアンプは持っていないけど、PHONOイコライザ持っててライン入力できるよ
とか
レコード無いからPHONO入力はいらないよ
とか
SPDIFは絶対欲しいよ
(例えばSPDIF入力オーディオアンプに挿して聞きたいよ等)

の場合はUCA202やUCA222がいいでしょう。

UCA202とUCA222の違いは色と付属CDの有無だけです。
中身は一緒です。

UCA222の赤はちょっとね…。

追記です
--------------------------------
購入しました。
ファーストインプレッションです。
MacBooK Air,iPad,iPhone用USBオーディオ入出力インタフェースが到着
http://deckard-atom.blog.so-net.ne.jp/2014-03-19





一応Amazonです。

BEHRINGER UFO202

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